大阪ソーダ、松山工場に液体クロマトグラフィー用シリカゲル製造設備を新設

・愛媛県および松山市と立地協定を締結

 ㈱大阪ソーダ(大阪市西区)は2月1日、近年、医薬品精製材料用途で需要が拡大している液体クロマトグラフィー用シリカゲル製造設備を松山工場(愛媛県松山市)内に新設することを決定し、2月1日に愛媛県および松山市と立地協定を締結したと発表した。

 ヘルスケア事業の主力製品である液体クロマトグラフィー用シリカゲルは、医薬品等の分析や精製工程に使用されており、世界的な人口増加や健康長寿の推進により糖尿病治療薬の精製用途で需要拡大が顕著となっている。こうした背景から、同社は今後の事業拡大を見据え、約30億円投じ2024年内の完成予定で新たな製造拠点の開設を決定した。

 また、同社は現在同製品の生産を行っている尼崎工場との製造拠点の分散化を図ることで、安定供給体制を強化するとともに、ヘルスケア事業の発展と事業活動を通じた健康長寿社会への貢献を目指していく。

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