三菱重工業が8月5日に発表した2023年3月期(2022年度)第1四半期(4~6月))連結業績によると、受注高は、前年同期比22.3%増の9,178億円、売上収益は同2.3%増の8,713億円となった。事業利益は同30.4%減の149億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同51.7%増の191億円となった。
受注は、全セグメントで増加した。主な事業別では、GTCC、航空エンジン、製鉄機械、物流機器、冷熱、防衛・宇宙が好調だった。売上収益は、エナジーと物流・冷熱・ドライブシステムが前年同期比増収。主な事業別では、GTCC、航空エンジン、物流機器、冷熱が好調だった。
事業利益は、石炭火力事業の欧州拠点縮小に伴う一時費用、材料費・輸送費の高騰に対する価格適正化の実現時期の時間差などの減益要因があるものの売上増、固定費削減、アセットマネジメントにより149億円の事業利益を確保した。当期利益は、円安進行による為替差益が寄与し、前年同期比で事業利益は減少したものの、当期利益は52%増加し191億円となった。
■2022年度の業績見通し
2022年度の業績は、売上収益3兆9,000億円(前年度比1.0%増)、事業利益2,000億円(24.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,200億円(5.7%増)の見通し。 (未確定外貨に係る円の対ドル、ユーロの為替レートの前提は、1ドル120円、1ユーロ130円)
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