クボタ、米国のアグリテックスタートアップ企業に出資

・果樹・野菜・ナッツ等の生産バリューチェーンにおける総合プラットフォーム運営のParcel社

 ㈱クボタは5月10日、米国のスタートアップ「Parcel THRIVE, Inc.」(Parcel社)に出資したと発表した。

 米国シリコンバレーに拠点を持つParcel社は、主に果樹・野菜・ナッツ等の生産者に向けて、資機材(農業機械・IoTソリューション)や種子・薬剤などの調達から農作業の計画・管理、収穫後の品質評価や運搬に至るまでの作物生産バリューチェーンの中で展開されているさまざまな製品やサービスを集めて提供するプラットフォームの構築を目指している。

 また、Parcel社には、クボタがパートナーシップを結んでいるSVG Ventures(「THRIVEアクセラレータ-プログラム*」の運営会社)のCEOであるJohn Hartnett氏が会長として参画しており、THRIVEプログラムが有するアグリテック/フードテック領域における幅広いネットワークをベースに、生産者・スタートアップ・企業等とのアライアンス形成を推進している。

 クボタは、今回の出資によりParcel社との連携を強化し、果樹・野菜・ナッツ等の作物生産バリューチェーンにおける最適化・効率化実現のためのプラットフォーム開発を促進していく。

<Parcel社の概要>
社名:Parcel THRIVE, Inc.
代表者:John Hartnett(Chairman)、Adam Irrer (CEO)
所在地:米国カリフォルニア州サンタローザ
設立:2021年12月
事業内容:農作物の生産バリューチェーンにおいて、各工程でベストと評価する資機材(農業機械・IoTソリューション)・化学製品・輸送などの製品・サービスと生産者およびバイヤーとを結びつける総合プラットフォームの運営

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