日本鍛圧機械工業会が4月8日に発表した。2021年度の受注金額は3,483億円で前年同期比49.1%増となった。コロナ禍による2年連続の下降から反転上昇となっており、プレス系・板金系・サービス系と全般的に回復基調といえる。一方、全世界的には、コロナ禍を起因とした一部部品の品薄や物流関係の混乱という問題に加えて、ウクライナ侵攻による世界経済への影響が懸念される。
機種別によると、プレス系は1,433億円で前年同期比60.8%増。サーボ・機械プレス系で78.9%増、油圧プレスが2.3%増、フォーミングが26.0%増、自動化・安全装置も43.6%増となった。
板金系は1,209億円で前年同期比66.6%増。パンチングが81.1%増、レーザ・プラズマが75.9%増、プレスブレーキも45.7%増となった。サービスは842億円、前年同期比17.0%増であった。
国内向けは1,480億円で前年同期比51.9%増。自動車は31.5%増、金属製品製造業が59.6%増、一般機械70.3%増、電機44.6%増、鉄鋼・非鉄金属も86.9%増となった。
輸出は1,161億円で前年同期比80.8%増。中国向けが45.7%増、北米向けが2.5倍、欧州向けで2.1倍、東南アジア向けも2.7倍、韓国・台湾向けも42.8%増と軒並み増えている。