三菱重工業が2月7日に発表した2022年3月期第3四半期(2021年4~12月)連結業績によると、受注高は、前年同期を2,563億円(11.5%増)上回る2兆4,923億円となり、売上収益は、前年同期を419億円(1.6%増)上回る2兆6,453億円となった。
受注⾼は、民間航空機等で市況の厳しさは残るものの、製鉄機械・中量産品事業(物流・冷熱・ドライブシステム)を中心に回復基調。売上収益、利益は、2021事業計画で掲げた各種施策は順調に進捗。中量産品や航空エンジンのコロナ影響からの回復、受注品事業の構造改革推進、組織再編・業務改善等による固定費削減、事業ポートフォリオの組み替え効果などにより、3Q業績は前年同期比で増収・増益。 4Qの売上進捗予想等を踏まえ、通期業績見通し達成を見込む。
キャッシュ・フローは、アセットマネジメント(不動産及び株式の売却)を前倒しで進め、成長領域とカーボンニュートラルへの投資資金創出。営業/投資キャッシュ・フローともに順調に推移していることを踏まえ、フリー・キャッシュ・フローを前回公表値の通期見通し(+0)から、+1,000億円上方修正した。
■2022年3月期(2021年度)の業績見通し
2021年度の業績は、受注高は3兆6,000億円(前年度比7.9%増)、売上収益3兆7,500億円(同1.4%増)、事業利益1,600億円(同196.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,000億円(同146.3%増)の見通し。
三菱重工業の2022年3月期第3四半期決算短信
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