JFEエンジニアリング・岡谷鋼機・アクティオ、プラント建設工事現場で活躍する施工ロボット3機種を共同で開発

・機器据付施工時間を85%削減、プラント工事の効率化,省力化に貢献

 JFEエンジニアリング(東京都千代田区)、岡谷鋼機(愛知県名古屋市)、㈱アクティオ(東京都中央区)の3社は11月18日、プラント建設工事現場で活躍する施工ロボット3機種を共同で開発したと発表した。現在22年度中の製品化に向けて準備を進めている。

 清掃工場などのプラント建設現場では、狭小空間での配管、機器の据付工程が多数に上り、事前準備も含め作業に多大な時間と人員を要する。また、災害発生リスクのある危険を伴う作業が多く、専門技術や熟練技術も必要であり、作業員の確保も課題となっている。

 この課題を解決するため、3社は業界初の「機器や資機材の運搬」「機器や配管の据付」用施工ロボットを開発し、「作業の効率化」「安全性の向上」に成功した。

 今回開発した機器据付ロボット「エコカ」を清掃工場の建設現場で適用したケースでは5名の作業員で5時間ほど要していた2t超の重量機器の据付作業において、2名で45分に省人化、時間短縮に成功した。また運搬・据付対象物やロボットに手を触れずに作業が可能なため、安全性も確保される。今後も工事の適用拡大とさらなる自動化を進め、最終的にはプラント建設現場でロボット適用可能工事に関わる作業員の半減を目指す。

 3社は、これらのロボットの積極的な導入および更なる開発を進め、AI、IoT技術の活用を促進して、災害のない安全な工事の推進と生産性向上に貢献していく。

 詳細は、ニュースリリース