英JCB、2020年売上は26%減の31億ポンド、引き続き黒字確保

・COVID-19の混乱にもかかわらず、2020年も収益性を維持

 JCB:2021年9月27日

 スタッフォードシャーに本拠を置くJCBは、Covid-19のパンデミックが世界の製造事業に深刻な影響を及ぼしたにもかかわらず、2020年も引き続き黒字であったと本日発表しました。

 2020年の売上高は前年比26.2%減の31億ポンド(約4,712億円、2019年:42億ポンド)に減少しました。一方、機械の販売台数は前年比19.1%減の74,590台(2019:92,216台)に減少しました。EBITDAベースの収益は45.5%減の228百万ポンド(2019年:414百万ポンド)でした。 *1ポンドは約152円。

 JCBのCEOであるGraeme Macdonald(グレアム・マクドナルド)は、次のように述べています。

 「JCBは、事業に深刻な影響を及ぼしましたが、過去76年間と同様に、2020年も黒字を維持しました。2021年の好転は劇的でした。私たちは今、2〜3年前の通常のorder bank(注文銀行)の4倍で、9月にここに座っています。その結果、これまでにないレベルまで生産を増やしています。私のキャリアの中で、そのようなものを見たことがありません。」

 JCB会長のLord Bamford(バンフォード卿)は次のように述べています。

 「過去は過去であり、2020年は間違いなく私たちの歴史の中で最も困難な年の1つでしたが、私たちの焦点は現在非常にしっかりと未来に向けられています。 私たちは、特にJCBマシンですでにテストされている、水素を動力源とする建設機械業界初の内燃エンジンの開発により、ゼロエミッション技術の先駆者であり続けています。これは英国の大きな進歩であり、来年末までにこれらのエンジンを生産する予定です。」

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。