レンゴーは9月28日、ベトナムにおける合弁会社である、ビナクラフトペーパー社が、新たに段ボール原紙の生産拠点の建設を決定したと発表した。
ベトナムにおける段ボール原紙の総需要は年間約300万トン(2019年)で、輸出産業を中心とした海外からの直接投資の継続や国内消費の高まりから、今後とも年率6~7%の高い伸びが続くものと見込まれている。
新工場の建設により、ビナクラフトペーパー社のベトナム段ボール原紙市場における、マーケットリーダーとしての地位を確固たるものとし、持続的な発展と成長を目指すとともに、同国の製紙・段ボール一貫生産体制をさらに強化していく。
ゼネラル・パッケージング・インダストリー(GPI)を掲げ、海外事業を大きな柱の一つとして、グローバルな事業展開を目指すレンゴーグループでは、東南アジアを重要な戦略地域と位置付けており、今後とも高い経済成長が期待されるベトナムにおいて、レンゴーグループ海外事業の一層の充実を図っていく。
<ビナクラフトペーパー社(Vina Kraft Paper Co., Ltd.) 概要>
所在地:D-6A-CN, My Phuoc 3 IP, Ben Cat District, Binh Duong Province, Vietnam(ホーチミン市より北西 40km)
代表者:Sompob Witworrasakul
株主:Siam Kraft Industry Co., Ltd. 70%、レンゴー株式会社 30%
事業内容:段ボール原紙の製造・販売(ライナおよび中しん)
生産量:年産 500,000t
抄紙機:2台
<新工場 概要>
所在地:Binh Xuyen Industrial Park, Vinh Phuc Province, Vietnam(ハノイ市より北北西40km)
投資額:8兆1,330億ベトナムドン(約370億円)
生産品目:段ボール原紙(ライナおよび中しん)
生産能力:年産 370,000t(完成後の同社総生産能力:870,000t)
抄紙機:1台
稼働時期:2024年1~3月