イビデン、岐阜県大野町に工場用地を取得、高機能ICパッケージ基板の生産能力増強など検討

 イビデン(本社:岐阜県大垣市)は9月10日、岐阜県揖斐郡大野町が「大野神戸インターチェンジ周辺まちづくり整備事業」により整備する事業用地について、基本協定を締結したと発表した。

 イビデンは、中長期的な成長を目指し、全事業セグメントにおいて、選択と集中という考えに基づき、生産品目の見直し及び生産拠点の最適化を進めている。そうした取組みの一環として、将来の国内事業拡大に備え、今回の工場用地取得を決定した。

 なお、具体的な生産品目、操業時期や規模などは、あらゆる可能性を検討していくが、将来的に更なる需要拡大が見込まれている高機能ICパッケージ基板※1の生産能力増強を軸に検討を進めていく。詳細については、決定次第、発表する。

<取得地の概要>

所在地:岐阜県揖斐郡大野町大字下磯

面積:約150,000㎡

※1 半導体集積回路(IC:Integrated Circuit)への電源供給や、半導体とマザーボード・プリント配線板を接続するための微細な電気信号回路を有した電子基板。ICチップの微細加工が物理的限界に近づいており、ICパッケージ基板の大型化・高多層化・微細化が求められている。

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