金剛鋲螺、奈良県五條市に新工場を建設

 金剛鋲螺(本社:大阪府東大阪市)は7月16日、奈良県五條市にある南大和テクノタウン内に新工場建設を決定したと発表した。同日、地鎮祭を執り行い、関係者が出席し、本格的に開始される建設工事の安全を祈願した。

 同社は東大阪市にある本社工場(1961年竣工)、第二工場(1973年竣工)の2ヶ所の製造拠点で、ねじの製造販売を展開してきた。しかし近年は、製造設備や従業員の増加で既存拠点が手狭となり、生産能力の拡張が難しい状況だった。また建物の老朽化、住宅増加による操業時間の制限など、将来的な事業継続リスクも抱えていたことから、数年前より新たな拠点の調査を行ってきた。今回、敷地面積が既存拠点の約4倍となる南大和テクノタウン内の一画に、新工場(正式名称:奈良工場)を建設することにした。

 奈良工場は、第二工場を中心とした既存設備の移転再配置による生産効率の合理化と、新設備の導入による生産能力向上により、本社工場と並ぶ主幹工場としての役割を担う。なお、今回建設予定の工場施設は、約1/4の敷地のみの使用に留まり、将来の拡張余地を残した計画でもある。同社では、奈良工場の完成を通じて、顧客のニーズに迅速かつ柔軟に対応できる生産体制を確立し、企業価値の向上に取り組んでいく。

<施設概要>

名称:金剛鋲螺株式会社 奈良工場

所在地:奈良県五條市出屋敷町186番53(南大和テクノタウン内)

敷地面積:16,211.89㎡

建築面積:3,410.62㎡

生産品目:六角ボルト、座金組込み六角ボルト、特殊冷間圧造部品

生産サイズ:M6~M12

竣工:2022年3月31日

操業開始:2022年6月1日 

※計画は現段階のものであり、内容は今後変更になる可能性がある。

 ニュースリリース