JFEエンジニアリング、ボイラー・タービン発電設備の定期安全管理審査で「システムA」評定を取得

 JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は6月16日、同社が包括運営を受託している廃棄物発電施設における、ボイラー・タービン発電設備の定期安全管理審査で、「システムA(※1)」の評定を取得したと発表した。

 この評定は、JFEエンジニアリング本社と、所沢市東部クリーンセンター発電所ならびに那須塩原クリーンセンター発電所が取得したもの。廃棄物発電施設における”本社を含めた複数発電所一体の検査組織”でのシステムAの評価は、同社の事例が国内初になる。同社の高い保守管理レベルが評価されたもので、ボイラーの法定検査周期が2年から4年に延長(※2)されるインセンティブが与えられる。

 JFEエンジニアリングは全国21か所で合計139MWの廃棄物発電施設を運営している。本社が取得したシステムAの保守管理システムを、全国の施設に水平展開することで、保守管理品質の向上と、ライフサイクルコストの低減による合理的な施設管理を実現する。

 JFEエンジニアリンググループはこれからも、廃棄物発電プラントのリーディングカンパニーとして、SDGsの達成と脱炭素社会の実現を目指し、最適なごみ処理施設の事業運営を行っていく。

※1 日常保守点検や設備の安全性といった”事業者の保安力”に対して、経済産業省が定めた評価レベルの一つ

※2 事業者自身による法定点検周期と審査機関による安全管理審査周期がいずれも2年から4年に延長される

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