綿半グループ、長野県高森町に鉄構工場を新設

 綿半ホールディングス(本社:長野県飯田市)は6月14日、長野県下伊那郡高森町に鉄構工場を新設すると発表した。新工場は既存の飯田第2工場の隣に位置し、飯田第1工場(長野県飯田市松尾)の機能を新工場へ移転・集約する計画。竣工は2022年2月を予定している。

 綿半グループの建設事業を担う綿半ソリューションズは現在、静岡県焼津市・長野県飯田市松尾・長野県下伊那郡高森町の3拠点に、建築鉄骨の加工・組立を行う工場を有し、年間約3万トンの鉄構を製造している。

 今回、飯田第1工場の機能を新工場へ移転・集約することで、生産効率の向上を図る。なお、移転後の飯田第1工場跡地は、小売事業の物流拠点として活用することを計画している。

 なお、同社の決算説明資料によると、2021年度は、次の成⻑に向け以下の体制整備、設備投資を行う。飯⽥市に物流センターを拡張、整備するほか、⻑野と⼭梨で店舗改装と新規出店を加速する。飯⽥の⼯場2⼯場を統合して⼤型化して、FA化することで効率を上げる。それとは別にM&Aも併せて推進することで、総投資額として32億円を投資する予定。

<新工場の概要>

所在地:長野県下伊那郡高森町下市田3124

建築面積:約5,600㎡

製造内容:建築鉄骨の加工・組立

着工:2021年8月(予定)

完工:2022年2月(予定)

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