デンソーウェーブ、製造・物流用途向けロボット汎用3D画像認識システム を6月から受注開始

・CADデータなしで対象物を認識、ピッキングやデパレタイジングの効率化に貢献

 ㈱デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町)は5月25日、認識対象物のCADデータなしでターゲットを認識する3Dビジョンシステム「Mech-Eyeシリーズ」を6月1日(火)から受注開始すると発表した。

 この「Mech-Eyeシリーズ」は、産業用ロボット向けソフトウェア・ハードウェア製品の研究開発を行うMech Mind社(本社・中国北京市)によるMech-Eye産業用3D知能カメラにデンソーウェーブが独自に開発した専用GUIを搭載したもの。価格はオープン価格で、工場内のランダムピッキング作業の画像認識や物流工程でのデパレタイジング作業などでの導入を想定している。

 工場内の自動化が進む中で画像認識活用が重要性を増しており、箱に入れられた部品をロボットで取り出すピッキング作業などでは、部品の向きや表裏を区別できる高精度な3D画像認識が求められるようになった。また、荷物を搬出していくデパレタイジング作業では多様な品種を認識することが必要である。

 こうした中、デンソーウェーブはMech Mind社が開発したMech-Eye産業用知能カメラに独自開発のGUIを搭載し、高精度な画像認識を簡単に設定・操作できる商品の受注を開始する。

 「Mech-Eyeシステム」に搭載された知能カメラと独自開発のGUIを融合させたことにより、CADデータなしで安定した高精度な物体認識が可能。また、ディープラーニング技術によって、通い箱(部品などを搬送するための箱)やダンボール、麻袋など、不定形な物体をマスタデータなしで認識することができる。

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