ニプロ子会社、滋賀県栗東市内の土地を取得し注射剤製造工場を建設

 ニプロは5月17日、同社の医薬品製造子会社であるニプロファーマ(本社:大阪市中央区)が、滋賀県栗東市内の土地を取得し、注射剤製造工場を建設すると発表した。

 医薬品業界においては、高品質な製品を安定的に市場供給することが最も重要な社会的使命であり、ニプログループ各社もジェネリック医薬品製造販売業者および国内トップクラスの医薬品受託製造企業として、その重要な責務の一端を担っている。

 ニプログループ 既存工場の生産数量は年々増加しているが、さらなる生産能力の拡充、また拠点の分散化による危機管理を目的として、このほど新たに抗菌薬と一般薬の2つのエリアからなる注射剤製造工場を建設する。

 新工場では、これまでの生産実績に基づくノウハウを集約した品質システムを採用するとともに、生産タクトの高速化や省人化ラインを構築することで、高品質な医薬品を低コストで安定生産していく。

<新工場の概要>

名称:(仮称):ニプロファーマ株式会社 近江工場

所在地:滋賀県栗東市六地蔵

敷地面積:103,000m2

総投資額:非開示

生産品目:

・1期:抗菌薬注射剤(※)(ダブルバッグ製剤、バイアル製剤)

・2期:一般注射剤(バイアル製剤等)

スケジュール(1期)::

・着工:2022年5月(予定)

・竣工:2024年1月(予定)

・稼働開始:2024年4月(予定)

※2期は時期未定

サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金の採択を頂いている事業。

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