斗山インフラコア、20年7~9月売上は前年比3.9%増の1,928(十億)ウォン、純利益は54%増の82(十億)ウォン

 斗山インフラコア(本社:韓国・仁川)が最近発表した2020年第3四半期(7~9月)の売上高は前年同期比3.9%増の1,928.4(十億)ウォン、EBITは同13.9%増176.1(十億)ウォン、純利益は同54.0%増の82.1(十億)ウォンとなった。(1ウォンは約0.09円)

 以下、同社の2020年第3四半期レポートより抜粋。

<2020年第3四半期業績概況>

 2020年第3四半期(7~9月期)は、COVID-19にもかかわらず、世界的な需要が徐々に回復したことにより、売上高は前年同期比 4%増加した。重機(主に建設機械)は、中国の力強い成長、先進国および新興市場の回復、市場シェアの改善の結果、売上が増加した。エンジンは、車両および発電機エンジンの需要が低迷したため、売上が減少した。世界経済の減速と石油価格の低下の中、重機事業の力強い回復により、EBITは前年同期比2桁成長した。

 斗山インフラコア2020年第3四半期データ

■2020年第3四半期の部門別売上とEBIT

・重機:中国での力強い市場成長と先進国市場と新興市場の両方での緩やかな回復により、売上高とEBITは第3四半期に好転した。市場での存在感は、先進国市場と新興市場の両方で向上した。

・エンジン:外部G2エンジンからの売上貢献が増加したにもかかわらず、車両および発電機エンジンの需要が低迷したため、売上およびEBITは前年同期比で減少した。

・Bobcat(ボブキャット):世界的な需要の低迷により売上は減少したが、EBITはコスト削減努力により回復した。

■地域内訳(建設機械)

・中国:インフラ投資とflood(洪水・氾濫・浸水・乱立)後の再建により、販売は第3四半期に増加した。

・新興国/韓国:東南アジアやCISなどの市場は低迷したが、市場シェアの拡大により、販売は前年同期比 1%増加した。

・NA (北米)/ EU(欧州):需要は第2四半期に谷から回復し始め、売上はこの地域の市場シェアの拡大に合わせて成長を続けた。

■財務構造

 為替の悪影響(173億ウォン)にもかかわらず、運転資本の改善により純負債は1,393億ウォン減少し、純利益の増加により負債自己資本比率も4.4PP改善した。

<地域別詳細>

■重機(中国)・・・・・堅調な成長の中で競争力を強化

・油圧ショベル市場は、最近のflood(洪水・氾濫・浸水・乱立)後の刺激策と再建努力により、前年同期比63%急増した。

・中国の油圧ショベル市場は、刺激策を考慮して、2020年には275,000台と予測されている。今後の環境規制の強化に伴い、2021年も引き続き堅調な需要が見込まれる。斗山インフラコアは、主に財務的に健全な顧客基盤を対象とする外国ブランドの間で一貫して市場シェアを獲得してきた。

■重機(NA / EU)・・・・・市場の回復と市場シェアの拡大による安定した成長

・20年第3四半期のNA / EU市場は、20年上半期と比較して回復の兆しを見せた。 特に、北米は再開されたインフラストラクチャと建設プロジェクトによりすぐに好転した。ディーラーネットワークの改善を通じて、市場シェアの取り組みを継続的に進めた。

・ミニショベルの販売台数は増加し、2010年第3四半期には前年同期比16%の販売成長を達成した。

■重機(新興/韓国)・・・・・より大きな市場シェアと収益性

・東南アジアやCISなどの市場が引き続き低迷しているため、市場は2010年第3四半期に前年同期比2%減少した。ただし、市場での存在感が高まったことにより、売上は前年同期比 1%増加した。

・市場のボラティリティのなかで債権関連リスクの管理に注力する一方で、この地域の建設サイクルで予想されるインフラストラクチャへの支出と回復に先立って、新興市場で新しいモデルを発売する予定。

付録>

■Doosan Bobcat(斗山ボブキャット)・・・20年第3四半期

 COVID-19による世界的な需要への影響が続いたため、販売は前年同期比で減少した。しかし、主要市場は回復を始め、2020年第3四半期の販売は前年同期比13%増加した。マーケティング費用の削減などにより、EBITマージンは10%に達した。

 斗山インフラコアのIR情報

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。