日本建設機械工業会が10月29日に発表した2020年9月の建設機械出荷金額によると、内需は22.1%減少の1,054億円、外需は24.6%減少の919億円、総合計では23.3%減少の1,972億円となった。その結果、内需は5カ月連続の減少、外需は14カ月連続の減少となった。総合計では12カ月連続の減少となった。
■内需は22.1%減の1,054億円、5カ月連続の減少
内需について機種別に見ると、コンクリート機械21.3%増加の44億円と基礎機械8.2%増加の41億円が増加したものの、その他7機種と補給部品が減少し、内需全体では22.1%の減少となった。
■外需は24.6%減の919億円、14カ月連続の減少
外需について機種別に見ると、道路機械78.5%増加の15億円、コンクリート機械313.3%増加の1億円、基礎機械157.4%増加の6億円が増加したものの、その他6機種と補給部品が減少しました。地域別に見ると、オセアニアが2カ月連続の増加、中近東(含エジプト)が3カ月連続の増加、中国が2カ月振りの増加、アフリカが2カ月振りの増加、中南米が12か月振りの増加の5地域が増加したものの、その他4地域が減少し、外需全体では24.6%の減少となった。
■9月の油圧ショベル国内出荷台数は19.7%減の3,223台
また、9月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,061台(前年同月比52.2%減少)、油圧ショベル3,223台(同19.7%減少)、ミニショベル3,053台(同32.3%減少)、クローラクレーン52台(同27.8%減少)、ラフテレーンクレーン161台(同48.6%減少)、アスファルトフィニッシャ41台(同:26.8%減少)――となった。
■2020年度上期(4~9月)統計も発表
同時に発表した2020年4~9月(上半期)統計によると、ホイールローダ3,562台(前年同期比34.0%減少)、油圧ショベル11,830台(同7.0%減少)、ミニショベル13,183台(同12.1%減少)、クローラクレーン194台(同15.38%減少)、ラフテレーンクレーン595台(同35.6%減少)、アスファルトフィニッシャ233台(同:1.7%減少)――となった。
そのほか、四半期統計機種の2020年4~9月出荷実績によると、トラック搭載クレーン他は、6,201台(前年同期比26.9%減少)、高所作業車5,362台(同40.2%減少)――となっている。