日本ロボット工業会、2020 年7〜9⽉期【会員ベース】ロボット統計受注・⽣産・出荷実績を発表

 日本ロボット工業会は10月22日、同工業会の統計調査を基にした正会員及び賛助会員対象企業による実績である、「ロボット統計受注・⽣産・出荷実績 2020年7〜9⽉期【会員ベース】を発表した。以下、リリース原文。

◆調査 概要

 「ロボット統計 受注・生産・出荷実績 2020年7~9月期【会員ベース】」は、当会の産業用ロボット 月別統計調査を基に作成したもので、当会の正会員及び賛助会員対象企業による実績である。

◆業況

 2020年7~9月期は、受注額が対前年同期比 0.6%の増加、生産額が同8.9%の減少となった。新型コロナウイルス感染症 COVID-19、貿易摩擦等による不安定な状況が継続しており、業種、用途、仕向け地それぞれにおいて強弱が混在している。

 国内出荷は、前四半期同様勢いなく、自動車製造業、電気機械製造業を中心に主要業種、用途で減少。出荷額トータルでの減少は4四半期連続。

 輸出は、実装用は同用途向け輸出額の半数以上を占める中国向けを中心にアジア向けが 堅調。溶接用は欧米向けが大きく減少、底這いが続 いている。半導体用は昨年末からの堅調さが継続 している。

 受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

1.受注

・受注台数(台):43,627(前年同期比▲1.5%【 2四半期連続の減少】

・受注額(億円):1,716(同+0.6%)【2四半期ぶりの増加】

2.生産

・生産台数(台):40,135(前年同期比 ▲11.1+%)【 3四半期ぶりの減少】

・生産額(億円):1,571(同▲8.9%) 【3四半期ぶりの減少】

3.出荷

・総出荷台数(台):40,414(前年同期比▲12.4%)【3四半期ぶりの減少】

・総出荷額(億円):1,577(同▲10.4%)【3四半期ぶりの減少】

-国内出荷台数(台):7,852(同 ▲30.7%)【6四半期連続の減少】

-国内出荷額(億円):398(同 ▲26.5%)【4四半期連続の減少】

-輸出台数(台):32,562(同▲6.5%)【3四半期ぶりの減少】

-輸出額(億円):1,179(同▲3.2%)【3四半期ぶりの減少】

3.1 国内出荷内訳

電気機械製造業向け

・国内出荷台数(台):2,212(前年同期比▲20.6%)【6四半期連続の減少】

・国内出荷額(億円):109(同▲25.1%)【4四半期連続の減少】

自動車製造業向け

・国内出荷台数(台):2,591(前年同期比▲37.5%)【4四半期連続の減少】

・国内出荷額(億円):131(同▲28.5%)【4四半期連続の減少】

3.2 輸出内訳輸出内訳

電子部品実装用

・輸出台数(台): 3,598(前年同期比+17.0%)【3四半期連続の増加】

・輸出額(億円): 550(同+9.1%)【3四半期連続の増加】

溶接用

・輸出台数(台):5,964(前年同期比▲19.5%)【3四半期ぶりの減少】

・輸出額(億円):130(同▲20.8%)【2四半期ぶりの減少】

 ニュースリリース文書:添書2007-09

 エクセルデータ:   IR2020-07-09