㈱タクマは10月19日、本社社屋で実施している各種プラントの遠隔監視・運転支援機能(Solution Lab、※1)の更なる拡充および、社員の育成・能力開発の充実を目的に建設を進めていたタクマビル新館(研修センター)が、㈱竹中工務店の設計施工により10月19日に竣工したと発表した。
竣工した施設は、2時間耐火集成材の他、CLT(Cross Laminated Timber:直交集成材)耐震壁+鉄骨ハイブリッド構造を組み合わせた6階建ての次世代木質構造建築。国土交通省の「平成30年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されている。免震構造の採用により高い耐震性能を備え、地震などの自然災害に対する防災拠点機能も有している。建物内部では積極的に木材を利用し、木の温もりに囲まれた落ち着いた職場環境の創出を実現した。
サステナブルな拠点づくりが求められている昨今、タクマグループではSolution Labや人材開発施設の拡充に係る新拠点の整備に際して、再生可能エネルギー分野とつながりが深く、林業の持続可能な成長に貢献できる木造建築を採用し建設した。また、通常はオフィスとして使用しますが、災害時には防災拠点としての機能を活用することで、地域のレジリエンス向上にも貢献する。
施設を通じて、プラントの遠隔監視・運転支援や人材の能力開発に加え、グループ内外の人々による活発な議論や自由な発想を促進する場を構築することで、顧客や社会の課題を解決する新たな技術やサービスの創造を目指す。
<施設概要>
名称:タクマビル新館(研修センター)
所在地:兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号(本社敷地内)
延床面積:3,334.35m2(6階建)
設計施工:株式会社竹中工務店
備考:「平成30年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型):国土交通省」に採択
<施設コンセプト>
①各種プラントの遠隔監視・運転支援機能(Solution Lab)の更なる拡充
②免震構造による防災拠点機能
③CLT、耐火集成材の採用による環境と調和した木質構造建築
④木のぬくもりに囲まれた落ち着きのある職場環境の創出
⑤研修施設の拡充と機能的な運用による社員の育成・能力開発の充実
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