タグチ工業、鳥取県大山町に厚板加工の新工場建設、圧砕機の需要増に対応

 ㈱タグチ工業(本社:岡山県岡山市)は7月17日、更なる生産能力拡大を図るため、2021年4月、鳥取県西伯郡大山町に「タグチ工業 大山工場(仮称)」を竣工すると発表した。

 竣工予定の大山工場は、同社製品の製造工程の中でも特に厚板加工を主とする厚板加工専門工場。解体需要、インフラ整備、災害対応などによる圧砕機の需要に応えるため、より効率的な生産体制を確立する。

 今回の新工場では、広くまとまった床面積を確保し、厚板専用の溶断機と鉄板加工の工作機械を同じ工場内に設置する。より効率の良い生産体制の確立で納期短縮及び生産能力増強を図り、製品のシェア拡大を目指す。

 油圧ショベル用のアタッチメントは、作業効率向上のための軽量化と同時に、極めて高いレベルでの強度の確保が求められる。そこで同社ではアタッチメントの本体部分など重要なパーツの作成において、溶接で接合・一体化させるのではなく、強度的に不要な部分を算出して、厚い一枚の鉄板から加工機で削り出す工法を採用。この厚板加工によって、タグチ工業のアタッチメントは格段に優れた強度と精度を実現している。

 画像:タグチ工業 大山工場 外観(パース)

<株式会社タグチ工業 大山工場(仮称)>

所在地:鳥取県西伯郡大山町高田字河原畑(所在地詳細未定)

主要設備:鋼板溶断機、溶接機、加工機(横型マシニングセンタ主)、塗装ブース、天井クレーンなど

敷地面積:10,354.28㎡

延床面積:9,010.26㎡

建築面積:8,630.18㎡

完成予定:2021年4月

建物:鉄骨平屋一部2階建

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