2020 年5 月7 日:CHPSA Web サイト(出所:富宝資訊より)
海外の疫病(新型コロナウイルス感染症)蔓延の衝撃を受け、現在、建設機械のグローバルサプライチェーンは緊迫気味であり、多くのコンポーネントと部品メーカーは相次いで生産停止や減産を発表している。
ポンプ車用シャーシーやエンジンなどコアー部品の輸入リソースは非常に不足しており、建設機械企業の調達コストは増加している。国内の疫病蔓延の予防と管理の好転と相まって、業界が従業員の復帰と生産再開の加速と、政府が発表した国内需要を拡大するためのいくつかの逆循環調整政策により、建設機械の代償需要が3 月の中旬から下旬にかけて急速に解き放されたことで、多くの機種製品で供給が需要に応じきれていない。
上記の二つの要因の影響を受け、4 月初めから、大手建設機械メーカー各社が「値上げ」(中:漲価)を始めている。概算統計によると、5 月6 日時点で、すでに大手建設機械メーカー10 社が程度の違いはあるが値上げを行っており、値上げした主な製品は、コンクリートポンプ車(中:混凝土泵车)、ショベル(中:挖掘机)、ブルドーザー(中:推土机)、ローダー(中:装载机)、クレーン(中:起重机)、ロードローラー(中:压路机)、グレーダー(中:
平土机)の7 機種である。具体的な値上げ製品及び値上げ幅(中:上調幅度)は次ページの表の通りである。
値上げした各機種の建設機械会社の社数を見ると、ショベルを値上げした企業が最も多く、合計8 社ある。次は、クレーン、ローダー、コンクリートポンプ車、ロードローラーで、それぞれ2 社が値上げを行い、グレーダーとブルドーザーはそれぞれ1 社が値上げをしている。
各機種の値上げ企業数の状況:建設機械完成車メーカーの製品値上げ集計 5 月6 日現在