ダイト、約35億円投じて本社工場(富山市)に原薬製造工場を新設

 ダイト(本社:富山県富山市)は4月14日、本社工場内に総額約15億円を投じて原薬製造工場を新設すると発表した。

 近年中国における環境規制の強化や、輸入医薬品原薬から発がん性物質が検出されたことによる医薬品原薬の安定供給問題が発生し、国内製医薬品原薬に対する需要が増加している。またダイトにおいては安定供給体制の確立とともに、既存の原薬製造設備を含めた安全対策の強化および生産の合理化、効率化の必要性が高まっている。

 ダイトは本社工場敷地内に自動化設備を導入した新原薬棟(第七原薬棟)を新設し、医薬品原薬の安定供給体制および安全対策の一層の強化を図る。

<新工場概要(計画)>

名称:第七原薬棟

所在地:富山県富山市八日町326番地(本社工場敷地内)

投資額:総額約35億円

建物概要:鉄骨造 5階建て 建築面積502㎡、延床面積2,433㎡

用途:医薬品原薬の製造

設備機器:200Lプラント、1,000Lプラント、2,000Lプラント

着工予定:2020年11月

竣工予定:2021年12月

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