コネクレーンズ、新型コロナの流行によりフィンランドで2,000人の一時解雇交渉

 Konecranes(コネクレーンズ):2020年3月30日

 新型コロナウイルス感染(COVID-19)の蔓延によるビジネスの混乱を踏まえ、コネクレーンズは本日、フィンランドの労働評議会代表に、コネクレーンズのすべてのフィンランドの事業、合計で約2,000人の従業員を対象とする一時解雇(レイオフ)に関する交渉を要請しました。

 パンデミックにより、世界中の国々が人々や企業の日常の行動に広範な制限を課しています。その結果、多くのコネクレーンズの顧客が敷地へのアクセスを制限し、新しい機械の設置を完了して特定のサービス操作を実行するコネクレーンズの能力に影響を与えています。さらに、コネクレーンズ自身の製造事業は、パンデミックを封じ込めるための重要かつ増加している対策の影響を受けています。この展開を反映して、3月26日、コネクレーンズは需要の見通しを更新し、2020年通年の財務ガイダンスを撤回しました。

 フィンランドでの議論を始めるにあたり、コネクレーンズは、不確実なグローバルビジネス環境にコストを調整するために考えられるすべての一時的な対策を模索しています。現時点では、これらの措置が最終的にどのようなものになるかを見積もることはできませんが、一時解雇の期間は最大で90日です。フィンランドに加えて、コネクレーンズは、同社のグローバルオペレーションの全範囲にわたるコスト削減に積極的に取り組んできました。

 コネクレーンズは、従業員の健康と安全を確保し、世界中の顧客にサービスを提供することに完全に注力しており、その一部は、この危機の間に必要とされる食品、医薬品、その他の根本的に重要な材料の途切れのない流れを確保する上で重要な役割を果たします。同社のCOVID-19の対応について詳しくは、こちらをご覧ください。

■Konecranesについて

 Konecranes(コネクレーンズ)は、世界をリードするLifting Businesses™のグループであり、製造およびプロセス産業、造船所、港湾、ターミナルなどの幅広い顧客にサービスを提供しています。コネクレーンズは、生産性を高めるリフティングソリューションと、あらゆる種類のリフティング機器のサービスを提供します。2019年のグループの売上高は合計33.3億ユーロ(約3,996億円、120円換算)でした。MHE-Demagを含むグループには、50か国に約18,000人の従業員がいます。コネクレーンズの株式は、ナスダックヘルシンキに上場しています(記号:KCR)。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。