栗田工業、約300億円投じ東京都昭島市に新施設、2022年開設

 栗田工業(本社:東京都中野区)は1月30日、2022年4月に東京都昭島市に新たな研究開発拠点(新開発センター)を開設することを決定したと発表した。今年5月より建設を開始し、竣工は2022年3月を予定している。総投資額は約300億円。なお、現研究開発拠点「クリタ開発センター(栃木県下都賀郡野木町)」は2022年3月末をもって、その機能を新開発センターに移転する予定(*)。

 今回の新拠点開設は、既存のクリタ開発センターの老朽化に対応し、「水と環境」に関わる最先端技術や総合ソリューションの創出を加速することを目的に、最新鋭の設備・分析機器類を有する開発環境を整備するもの。建設費用は総額で約300億円となる見通しであり、投資資金は自己資金および負債による調達を想定しているす。栗田工業では、新開発センターをグローバルな研究開発体制における中核拠点に位置づけるとともに、顧客をはじめとする様々なステークホルダーとの交流の中から新たなイノベーションを創出する「社会に開かれた研究開発施設」の実現を目指している。

 「”水”を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」という企業理念の下、クリタグループは技術立社として、長年培ってきた技術に磨きをかけ、次世代の技術革新へとつながる研究開発の基盤を強化することで、多様化、複雑化する顧客や社会のニーズに応え、新たな価値を創造し続ける企業グループとしてさらなる成長を図っていく。

(*)現研究開発拠点(クリタ開発センター)の土地は売却する予定。

<新開発センターの概要>

開設(業務開始):2022年4月(予定)

所在地:東京都昭島市拝島町字小欠3993-1、3993-8の各一部

面積:敷地面積30,381.37m2、延床面積38,075m2

建物構成(予定):新研究開発施設:5階構造1棟ほか

新複合機能施設:3階構造1棟

建設開始:2020年5月

竣工:2022年3月(予定)

 ニュースリリース