日立建機ローダーアメリカ、ConExpo 2020でホイールローダーの最新モデルを発表

 Hitachi Construction Machinery Loaders America Inc.(HCMA)は、3月10〜14日にラスベガスで開催されるConExpo-Con / AGG 2020で、新しいホイールローダーモデル、最先端技術、サポートツールを発表します。2016年に川崎重工業からKCM Corporationの購入を確定して以来、HCMAは機器の革新と新しい400万ドルの本社とトレーニング施設の建設を通じて、米国市場への製品とサービスの提供を拡大しようと努めてきました。

 ノースホールにあるブース(N11539)で、HCMAは、コンパクトな設備のオペレーター向けに設計された完全なホイールローダー製品ラインナップから重建設および採掘作業までの最新モデルなど、これらの取り組みの結果を展示します。さらに、HCMAは、Hitachi ConSiteの正確な資産管理ツールスイートの新機能と利点を展開します。

 HCMAのマネージングディレクター、Al Quinn(アル・クイン)は次のように述べています。「機械の提供、ディーラーと請負業者のサポート努力、および米国の運営施設のオーバーホールで達成した進展に興奮しています。日立建機グループと川崎重工業は、10年前に信頼性の高い技術的に進んだホイールローダーのラインアップを開発する契約を締結しました。参加者は私たちの努力の結果に感銘を受けると思います。そこで停止し、組織を完全に再構築し、新しいHCMA米国本社を開設し、部品倉庫と再製造施設を拡張しました。これらすべての取り組みは、KCM CorporationからHitachi Construction Machinery Loadersへの名称変更とともに、2018年に生産性、信頼性、コスト効率に優れたホイールローダー、サービス、サポートをお客様に提供するのに役立ちます。」

 ConExpo-Con / AGG 2020で、HCMAは、Hitachi Dash-6ホイールローダーラインに、オペレーターにとって使いやすい新しい効率的なモデルを発表します。これらのユニットは、ディーゼル専用フィルター(DPF)の代わりにシンプルなDEFシステムを使用するクリーンなSCRシステムを装備したTier IV Finalエンジンを備えています。 DPFが不要になるということは、エンジン温度が低くなり、DPFの再生が不要になることを意味します。これらのDash-6ローダーは、運転席から360度の視界があり、頑丈に構築され、Hitachi ConSiteが装備されています。

 通常のテレマティクス以上に、ConSiteは日立ホイールローダーの所有者が仕事の最大の価値と最高の生産性を引き出すのに役立ちます。ConSiteを使用すると、ユーザーはマシンの動作とパフォーマンスレベルを監視し、月次およびオンデマンドのアクティビティレポートを提供し、モデル固有の情報を提供して、デスクトップまたはモバイルの全体的な効率を改善するアクションを実行できます(ConSite Pocketを使用)。また、機械の健全性を監視し、保守または修理が必要なときにサービス技術者に警告します。HCMAチームは、ショーでConSiteを使用するフリートマネージャーをサポートするために、ConSite Rescue Team(CRT)プログラムも正式に開始します。

 詳細については、hitachiwheelloaders.us / CONEXPO2020をご覧ください。

 上記記事は、2020年1月16日以降、Construction Equipment Guideほか複数メディアが同一内容で報じているため取り上げました。

■Hitachi Construction Machinery Loaders America Inc.について

 日立建機(HCM)は、日立製作所が建設機械部門を分離した1970年に設立されました。現在、HCMグループを構成する44の企業があり、重建設機械業界の顧客にトータルソリューションを提供しています。HCMは、強力でグローバルな競争力のある企業として成長を続けています。

 日立建機グループと川崎重工業との合弁会社は、ホイールローダー製品ラインのグローバルな範囲をさらに発展させるために締結されました。この関係は、川崎重工業と日立建機グループの膨大な技術と製造資源を結び付けました。この努力により、非常に生産的で信頼性が高く、費用対効果の高い製品ができました。

 2015年、日立建機はKCM社の株式を100%KCMA社に移行し、2018年にHCMはKCMA社をHitachi Construction Machinery Loaders America Inc.(HCMA)に移行し、HITACHIブランドのホイールローダー製品ラインの導入により北米市場へのコミットメントを強化しました。優れた部品の入手可能性、比類のない工場部品交換プログラム、顧客とディーラーのトレーニングプログラム、幅広いサービスとプログラムを提供します。

 日本の播州龍ヶ崎ジョージア州ニューナンにに製造施設があります。Hitachi Construction Machinery Loaders America Incは、次のホイールローダーの設計、エンジニアリング、製造、サービスを行う経験と技術を持っています。 HCMAチームは、ホイールローダーに焦点を当てています。世界最大の建設機械会社の1つとして、HCMAは北米のホイールローダー市場で頼りになるソースとしてしっかりと準備ができています。(HPより)

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