丸紅、カタールで太陽光発電プロジェクトの長期売電契約

 丸紅は1月20日、カタール国 Siraj Energy(以下、Siraj)、仏Total Solar International(以下、Total)と共に出資参画する特別目的会社を通じ、カタール国のアル・カルサ太陽光発電プロジェクトに関わる売電契約を、カタール電力水公社(Qatar General Electricity and Water Corporation、以下、KAHRAMAA)と締結したと発表した。

 今後、丸紅が20.4%、Totalが19.6%、Sirajが60%出資する特別目的会社が、800MWの太陽光発電プラントを建設し、保守・運転を担う。商業運転開始は2022年4月を予定しており、発電された電力をKAHRAMAAへ25年間に亘り売電する。また、同プロジェクトではプロジェクトファイナンスの組成を検討している。

 同プロジェクトはカタール国における初の大型太陽光発電事業であり、丸紅にとっては、2010年より商業運転を開始しているメサイード・ガス焚複合火力発電事業(2,007MW)に続く、同国での2件目の発電事業となる。

 丸紅は、世界19カ国で持分容量11.5GWを超える規模の発電資産を保有している。中東地域においては、アラブ首長国連邦・スワイハン太陽光発電プロジェクト(1,177MW)及びオマーン国・アミン太陽光発電プロジェクト(105MW)に出資参画しており、同プロジェクトは、同地域での3件目の大型太陽光発電事業への出資参画となる。丸紅はこれらの知見を活かし、今後、中東地域における大型太陽光発電事業への更なる参画を図ると共に、同地域への電力の安定供給に貢献していく。

 また、丸紅はサステナビリティ推進の一環として、世界の気候変動対策への取組みに貢献すべく、2018年9月に発表した石炭火力発電事業及び再生可能エネルギー発電事業に関する取組み方針に基づき、大規模案件が多数計画されている中東地域を初めとする世界各国において、今後も積極的に再生可能エネルギー発電事業の開発に取り組んでいく。

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