不二越、EV・自動運転用アクチュエータ・ポンプの増産

 ㈱不二越は1月16日、中長期的に需要が高まる自動車の電動化・自動運転化に対応するアクチュエータや、エコカーに搭載されるベーンポンプの増産に向けて、滑川事業所に、約30億円を投じてカーハイドロリクス第4工場を新設したと発表した。既存の第3工場の再編とあわせ、今後の需要拡大に対応する。

 自動車の電動化が進むなかで、EV・HV・自動運転などで使用される小型・軽量、高機能なアクチュエータ、ポンプの需要が拡大している。不二越は、新工場を建設し、アクチュエータ、ベーンポンプの各生産ラインを自動化、整流化、IoT化して、生産能力の増強と、生産性の改善を進める。

■カーハイドロリクス第3工場・第4工場の概要

<第3工場の概要>(滑川事業所・既存工場の再編)

目的:アクチュエータの増産対応(これまで第3工場で混流生産していたベーンポンプを第4工場に移設・再編し、 アクチュエータの生産体制を強化する)

<第4工場の概要>(新設工場)

目的:エコカー用ベーンポンプの新ライン立上げ

所在地:滑川事業所(富山県滑川市大掛176) 

操業開始:2019年12月(工場竣工:2019年11月)

総投資額:約30億円

敷地面積:約6,700㎡

 ニュースリリース