クボタ、開発中の電動トラクタと小型建機を公開

・脱ディーゼルの進む欧州で事業性を検証し、製品化を目指す

 ㈱クボタは1月15日、京都市内で開催した製品展示会において、開発中の電動トラクタと小型建機(ミニバックホー)の試作機を公開した。今後、各種実証実験や現地ニーズをふまえながら改良を重ね、開発を進めていく。クボタでは今後、トラクタは、今年からフランスでモニター試験を実施予定。トラクタ、小型建機とも今後、各種実験や評価試験を重ね早期の製品化を目指す。

 自動車におけるEV化の世界的な流れの中、ディーゼルエンジンを搭載した農業機械を主力事業とする当社も将来を見据えて、モーター、インバーター、バッテリーパックなどの電動機器関連の情報収集および研究開発を進めてきた。

 フランス・パリ市が2024年にディーゼル車両乗り入れを禁止することを表明するなど、欧州を中心に脱ディーゼルエンジンの動きが加速していることをふまえ、現行のコンパクトトラクタをベースとする試作機を製作し、現地ニーズの抽出を行うこととした。同時に、建設機械においても脱ディーゼルや極低騒音用途を視野に、電動機器の主要コンポーネントをトラクタと共通化した試作機を製作した。

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