●年頭所感 日揮ホールディングス株式会社 佐藤雅之会長

「持株会社体制の下で、ビジネスフィールドを拡大していこう」

 将来のエネルギー需要の見通しは、地球規模の人口増加によるエネルギー需要の増加を背景に、引き続き化石エネルギー、特に天然ガスやLNGの果たす役割は大きいが、低炭素化の流れは確実に進展していく。

 こうした環境変化を踏まえ、日揮グループとして持続的な成長を成し遂げていくためには、2019年に移行した持株会社体制の下で、メインビジネスのオイル&ガス分野に加えて第2、第3の事業の柱を確立していかなくてはならない。

 地球は、経済発展段階の異なる国々の集合体である。コーポレートスローガン「Mission Driven」を胸に、環境、社会、経済の三つの視点から持続可能な社会を実現していくための様々な命題の解決に応えていくことで、総合エンジニアリングと機能材製造という現在の事業セグメントに留まることなく、日揮グループのビジネスフィールドを大きく拡大していこう。

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