川崎重工など、日本国内汎用エンジン事業を三菱重工メイキエンジンに譲渡

 川崎重工業と、同社の100%子会社である㈱カワサキモータースジャパン(KMJ)と三菱重工業のグループ会社である三菱重工メイキエンジン(MHIM)は10月30日、KMJが行う日本国内での小型空冷4サイクルならびに2サイクル汎用エンジン販売事業を2020年2月1日付でMHIMに事業譲渡することで合意したと発表した。

 譲渡内容は、カワサキブランドの汎用エンジンの国内市場における独占販売権で、譲渡後は2022年1月31日までにMHIMブランドでの製造・販売へ切り替える予定。

 なお、カワサキブランドの汎用エンジンに関するアフターサービスおよび補給部品供給に関しては譲渡対象外とし、川崎重工が引き続き担当する。

 川崎重工とKMJは同事業を譲渡し、北米の芝刈り機向け市場および国内二輪車販売へ経営資源を集中させることで、それぞれの分野でさらなる競争力の強化を目指す。

<株式会社カワサキモータースジャパンの概要>

所在地:〒673-8666 兵庫県明石市川崎町1番1号

代表者:代表取締役社長 寺西 猛

設立年月日:1953年12月15日

資本金:1億円

事業内容:モーターサイクル、パーソナルウォータークラフト「ジェットスキー(R)」、汎用ガソリンエンジンの国内販売

<三菱重工メイキエンジン株式会社の概要>

所在地:〒453-8515 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地

代表者:代表取締役社長 杉田 宏

設立年月日:2017年10月1日

資本金:3億円

事業内容:ガソリンエンジンおよび発電機の設計、製造、販売など

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