王子HDグループ、ミャンマーのビール最大手「ミャンマーブルワリー社」のビール生産工場に用水製造設備を導入

 王子ホールディングスは6月26日、グループ会社である王子ミャンマーパッケージング社(Oji Myanmar Packaging Co., Ltd.、以下 OMPC)が、王子ホールディングスが水事業を展開するミャンマーにおいてビール会社最大手であるミャンマーブルワリー社(Myanmar Brewery Limited.,、社長:三橋英記、本社:ミャンマーヤンゴン市)のビール生産工場に用水製造設備を導入し、運用が開始されたと発表した。

 キリンホールディングスの傘下であるミャンマーブルワリー社では、ビールの増産に伴う用水使用量の増加のため、用水製造設備の増設を必要とされていた。ビールの生産管理において用水には厳格な水質基準が設けられているため、用水製造設備の設計と増設にあたっては、王子ホールディングスが有する経験と技術を活用している。

 これにより工業用水で最大 740m3/日、生産用水で最大 840m3/日の用水の製造が追加できることとなり、ビールの増産に寄与している。

 王子グループでは、水資源の有効活用や環境負荷軽減につながる水処理設備を通じて東南アジアを中心とした国内外の社会や顧客の要望に応えられるよう、革新的な技術を提案していく。

<水処理設備概要>

工業用水製造設備:対象水量最大 740m3/日

ビール生産用水製造設備:対象水量最大 840m3/日

 ニュースリリース