メッツォ、研削メディア事業のMoly-Copへの売却を完了

 Metso Corporation (メッツォ、本社:フィンランド・ヘルシンキ)は1月4日、American Industrial Partners(本社:米国ニューヨーク)のポートフォリオ会社であるMoly-Cop(モリコップ、本社:豪シドニー)へのgrinding media business(研削メディア事業)の売却を完了したと発表した。売却は2018年11月6日に発表されていた。

 この取引には、スペインのBilbao(ビルバオ)とSeville(セビーリャ)での事業を含む、メッツォ・スペインホールディング社の売却が含まれている。この取引の一環として、約80人の従業員がメッツォからモリコップに異動した。2018年の売却事業の売上げは約6,000万ユーロ(約78億円)だった。

■Moly-Copについて

 Moly-Copは、世界で最大かつ最も経験豊富な研削メディアの製造およびサプライヤーであり、年間130万トンを超える設備製造能力と、年間100万トンの年間販売高を誇る。1920年代後半の操業開始以来、同社の絶え間なく進化する製造技術のおかげで、Moly-Cop製品の品質とサービスレベルは鉱業業界で広く受け入れられてきたベンチマークとなっている。

■American Industrial Partnersについて

 アメリカンインダストリアルパートナーズは、米国またはカナダで事業を展開するインダストリアルビジネスの購入および改善に特化した、オペレーション指向のミドルマーケットプライベートエクイティ会社。AIPチームは産業経済に深く関わっており、1989年以来プライベート・エクイティ投資に積極的に取り組んでいる。AIPは95以上のプラットフォームおよびアドオンの買収を完了し、あらゆる形式の企業分割、マネジメントの買収、資本増強に投資している。

■Metsoについて

 Metso(メッツォ)は、鉱業、骨材産業、リサイクル産業、加工産業において、持続可能な処理と天然資源の流通のための機器とサービスを提供する世界有数の産業企業。独自の知識と革新的なソリューションにより、お客様の業務効率の向上、リスクの軽減、収益性の向上を支援する。Metsoはフィンランドのナスダックヘルシンキに上場しており、2017年の売上高は約27億ユーロ。Metsoは50カ国以上で12,000人以上の従業員を雇用している。

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