東京ガス、フィリピンでLNG受入基地の建設・運営事業-FGENと共同開発

 東京ガスは12月5日、フィリピン共和国ファースト ジェン社(以下、FGEN)とLNG受入基地の建設および運営事業に関する共同開発契約を締結したと発表した。東京ガスがフィリピンでエネルギーインフラ事業開発に参画するのは初めて。

 この事業は、フィリピン国内で今後減産・枯渇が予測される天然ガスに代わりLNGが導入されることに向けて、東京ガスとFGENが共同で国内初となるLNG受入基地の建設および運営を目指すもの。

 FGENは、フィリピンの財閥企業であるロペスグループの発電事業会社であり、フィリピン国内における全天然ガス火力発電容量の約6割を保有している国内最大の天然ガス需要家。

 東京ガスは、1969年11月4日に日本で初めてLNGを導入、2019年でLNG導入から50周年を迎える。東京ガスグループは、今後も総合エネルギー事業に関わる技術・ノウハウを活かし、東南アジア・北米において事業展開する顧客へのエネルギーソリューションや、現地のエネルギーインフラ構築などに貢献していくとともに、現地エネルギー会社とのアライアンスなどを通じて、現地におけるバリューチェーン展開にもチャレンジしていくとしている。

<FGEN社の概要>

会社名称:ファースト ジェン コーポレーション(First Gen Corporation

社長/最高執行責任者:ガイルズB・プノ

設立年月:1998年12月

本社所在地:フィリピン共和国パシグ市

資本金:2,464百万米ドル

上場先:フィリピン証券取引所

株主構成:First Philippine Holdings Corporation(ロペスグループ中核持株会社)66.2%他

主な事業内容:天然ガス火力発電事業、地熱発電・風力発電・水力発電・太陽光発電等の再生可能エネルギー資産の保有及び運営事業。

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