・10トン以上のショベルは18%増、10トン未満は5%増
CEA(Construction Equipment Association:英国建設機械工業協会)が11月15日に発表した、建設機械統計交換*によると、2018年第3四半期(7~9月)の建設機械および土工機械の小売販売台数は、前年同期比1%増となった。
これは2017年と比較して今年の四半期成長率は、昨年の第3四半期の成長率5%に対し、低下傾向の継続を示している。グラフは、2016年第1四半期を100とした指数ベースの四半期販売台数を示している。これは英国市場の販売が引き続き増加傾向にあることを示しているものの、成長率は低下している。
2018年1~9月の建設機械販売台数は前年同期比4.2%増の24,000台を超えた。グラフでは、過去3年間の販売台数は一貫した季節パターンを示している。第2四半期は需要のピークの1/4にまま。全体として、これは、今年は比較的平坦な生産を示すと予想される弱い建設市場の背景から、業界にとっての奨励的なポジションである。
最も人気のある機種であるクローラ式油圧ショベル(10トン以上)は第3四半期で最も強力な成長を示し、その結果、1~9月期の販売台数は18%以上の伸びを示している。年初来、ミニ・ミディ・ショベル(10トン未満)は次の最強の製品で、1~9月期に5%以上の成長を示している。
第3四半期で販売が最も弱い機械は、建設業向けのテレハンドラーであり、これにより1~9月期の販売台数は前年同期を下回った。対照的に、圧縮ローラーの販売台数は年内に引き続き改善しており、1~9月期の前年同期比はわずか3%減にとどまった。
* 2017年、建設機械の統計情報交換は、専門のデータ処理会社であるSystematics International Ltd.に引き継がれた。このスキームは、英国の貿易協会であるConstruction Equipment Association (CEA:英国建設機械協会)と提携して運営されている。
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