タダノ、日通グループの協力でシンガポールにパーツセンター、海外向け部品供給の新サービス開始

 ㈱タダノは10月18日、日通グループの協力により、「タダノ・シンガポールパーツセンター」を開設すると発表した。海外向け部品販売におけるデリバリータイムの短縮を目指し、今年11月から新しいサービスを開始する。

 タダノグループは、長期目標として「LE(*)世界No.1」「海外売上高比率80%」を掲げ、グローバルでの持続的成長を実現しつつ、世界中の顧客へのCS(カスタマーサポート)の向上と充実を目指している。

 現在、海外向け部品販売については、神戸市の「タダノ・グローバルパーツセンター」から世界中へ部品を供給しているが、さらなるデリバリータイムの短縮が求められている。そこで、日通商事シンガポールおよびシンガポール日本通運の協力により、「タダノ・シンガポールパーツセンター」を設立することにした。

 国際物流で定評のある日通グループのシンガポール拠点に部品を一定量ストックし、シンガポールから直接顧客へ部品を届けることで、よりスピーディな部品供給が可能となる。またインターネットで注文でき、輸送コストも日本からより安価になるため、顧客にはさらなる満足を得られると考えている。

 (*)LE : Lifting Equipment =(移動機能付)抗重力・空間作業機械

<サービスの詳細>

名称:タダノ・シンガポールパーツセンター(英語表記:Tadano Singapore Parts Center)

所在地:Singapore

使用延床面積:4,750㎡

開始時期:2018年11月から

利用対象:日本を除く世界各地の代理店

※なお、タダノ・シンガポールパーツセンターの建物はシンガポール日本通運が運営している倉庫を利用する。また倉庫作業など物流に関する部分はシンガポール日本通運に、また発送手段の手配や輸出書類の作成など商流に関する部分は日通商事シンガポールが、それぞれ担当する予定。

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