■2018年の1日あたり世界生産は500台の記録的水準
英国の大手建設機械メーカー、JCB(本社:Staffordshire)は9月30日、世界的な建設機械の需要回復により、2017年の売上高と建設機械の販売台数は過去最高になったと発表した。
2017年の売上高は前年比で約28%増の33億5,000万ポンド(約5,250億円・150円計算、2016年:26億2,000万ポンド)、機械販売は約15%増の75,693台(2016年:66,011台)となった。EBITDAベースでの収益は約19%増加し、3億4,100ポンド(約512億円、2016年:2億8,700万ポンド)となった。 1975年以来、JCBの平均投資収益率は30%を超えている。2018年は市場回復が強く続き、JCBの世界生産台数は1日当たり500台の記録的な水準に達した。
JCBのGraeme Macdonald(グレーム・マクドナルド)CEOは、「2017年はJCBにとって非常に好調な年であり、その間に当社は市場を上回り、新しい販売記録を達成しました。昨年の世界市場は21%以上成長しましたが、JCBの売上高は約28%増加しました。この成長はJCBのすべての製品範囲、特に現在はグローバル生産能力の増大に投資しているLoadallテレスコピックハンドラーの需要を押し上げました。」
JCBのLord Bamford(ロード・バムフォード)会長は、「2018年に世界市場が継続的に成長したことで、JCBの生産率は過去最高を記録しました。工場全体の雇用水準も過去最高を記録し、現在は15,000人以上を雇用しています。今年はJCBにとってすばらしいニュースであり、英国の製造業にとって素晴らしいニュースです。」
JCBは、英国では11カ所の工場があり、現在7,600人を雇用している。6月に、JCBはスタッフォードシャーのUttoxeter(アトックシター)に建設機械用キャブ(運転室)を製造するための新工場に5,000万ポンド(約75億円:150円計算)を投資していることを明らかにした。工場は2019年にオープンする。
コメントを投稿するにはログインしてください。