世界的に油圧ショベルを主とする建設機械需要が拡大するなか、ナブテスコは8月9日、パワーコントロールカンパニー(油圧機器事業)の事業説明資料(8月7日付)を公開した。
ナブテスコの油圧機器事業は、旧・帝人製機、旧・ナブコ、旧・東芝機械(ハイエストコーポレーション)の油圧機器事業が源流。資料は、1.事業のあゆみ、2.製品紹介、3.事業環境・業績推移、4.トピックス、5.将来に向けて・・・・・・5項目に整理され分かりやすく事業内容が説明されている。
世界の油圧ショベル需要は2011年の約40万台から、2015年に約30万台に減少、2018年は過去最高の42万台(うち中国18万台)程度になると予想している点は、国内建機メーカーが公表している台数と乖離しているが、世界的に納入母機メーカーが多い点だと注目される。
油圧ショベル用の主要油圧機器は、ポンプ、旋回(1)・走行(2)モータ、コントロールバルブ、シリンダ。うちナブテスコは、中・大型機用のポンプ、シリンダを除く主要4機器をラインナップ、コマツ、日立建機など国内メーカーのほか、中国・アジアなど海外メーカーにも納入している。
納入先も油圧ショベルのほか、クレーン、コンパクトトラックローダなど拡げているとされ、さしあたって2018年12月期は、期首計画の455億円から上方修正、前期比33%増の551億円(2017年:413億円)が見込まれている。
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