米国ブリヂストン、建設・鉱山用OTRタイヤの生産拡大、1,200万ドルを投資

ブリヂストンは現在、イリノイ州Bloomington(ブルーミントン)にOTRタイヤ29、33、35インチの生産を含むプラントを拡張している。(ブリヂストンの米州タイヤ工場

 Bridgestone Americas (ブリヂストン・アメリカズ、本社:テネシ―州Nashville )は7月17日、イリノイ州ブルーミントン工場で一般的なサイズのOTR(オフ・ザ・ロード)タイヤを含む、建設・鉱山用のOTRタイヤの生産を拡大するため、1,200万ドル(約13.2億円)を投資していることを現地メディアに発表した。この工場では、これまで日本のブリヂストンだけで生産されていた29インチ、33インチ、35インチで複数のサイズとパターンのOTRタイヤが生産される。

 「ブリヂストンは業界リーダーであり、OTR部門の顧客ニーズの変化に対応することを約束しています。3つのタイヤサイズをブルーミントンの生産ラインに加えて、OTR工場のAiken County, SC(エーケン郡SC)と組み合わせることで、北米の顧客に当社の主要製品の地域供給をサポートすることができます」と、ブリヂストン・アメリカのオフロード・タイヤ社長であるBridget Neal(ブリジット・ニール)氏は述べた。

 今回の投資には、ブルーミントン工場の従業員を30人増員することも含まれる。最後の大規模な投資は、2011年と14年にラジアルと超大型ホイールローダーが増えたため、4,800万ドルを投資していた。

 「この投資は、顧客が求めるものを問わず、高品質のラジアルタイヤまたはバイアスタイヤを生産する柔軟性を高めることです。これにより、お客様のニーズを満たす革新的な新製品を開発するというグローバルなコミットメントを実現することができますが、ここ数十年に渡ってここで働いている優秀なチームメートなしでは不可能です」と、ブルーミントンの工場マネージャー、Monty Greutman(モンティ・グリューマン)は述べている。

 Bridgestone Americas Tire Operationsが所有し、運営しているイリノイ州のブルーミントン工場で生産するOTRタイヤは、鉱業(マイニング)や建設(コンストラクション)の用途に使用されている。プラントチームは、OSHAボランタリー・プロテクション・プログラム(VPP)スター安全認証、米国タイヤ製造業者協会の安全衛生改善賞、退役軍人採用のイリノイアメリカ軍団雇用主賞を含む数々の賞を受賞した。この工場は数十年間、ブルーミントンコミュニティの積極的な役割を果たしており、ブルーミントンノーマルとイースターシールのボーイズ&ガールズクラブ(Central Illinois)を含む多くの地方の非営利団体に投資している。

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