■島根県、出雲市と7月20日に立地協定
㈱ダイハツメタル(本社:兵庫県川西市)は、自動車・建設機械用部品の受注増加に対応するため、約33億円を投じて出雲工場(島根県出雲市)内で工場及び生産設備を増設する。この投資計画に関して、島根県は7月17日、島根県企業立地促進条例に基づき、ダイハツメタルに対して立地計画認定書を交付すると発表した。7月20日には、ダイハツメタル、島根県、出雲市の三者で工場等の立地に関する覚書を締結する。
ダイハツメタルは、1967年創業のダイハツ金属工業と1952年創業の諏訪工業が、2005年に合併して設立された会社。自動車及び船舶部品の鋳造と機械加工により業績を拡大し出雲工場は、ダイハツグループの重要な生産拠点として位置づけられている。
今回の計画は、自動車・建設機械用部品の新規受注、増産に対応するため、工場棟の増築と生産設備の増設を行うもの。また新たに開発された技術(脱亜鉛装置や高周波焼き入れ装置)を導入することで、生産能力の増強を図る。投資額は33.2億円、操業後3年間で、17名の雇用増を計画している。
島根県は、同計画が新たな雇用創出と地域経済の発展に繋がるものとの期待から、地元出雲市とともにダイハツメタルに対し資金面、人材確保の面で支援、協力を行うとしている。
<計画の概要>(既存敷地内での増築・生産設備増設)
立地場所:出雲工場(出雲市神西沖町2400番地)
敷地面積:128,615㎡
建物面積:47,227㎡(うち今回増築分2,228㎡)
投資額:3,327,300千円
操業開始:2018年6月
従業員数:申請時 362名、操業後3年には379名を予定
事業内容:自動車部品・建設機械部品の製造