㈱三井E&Sマシナリー(旧:三井造船の機械部門)は4月19日、新機種である6,000kW級ガスタービンコージェネレーション設備MSC65を滋賀県内の企業向けに受注したと発表した。
MSC65は、Solar Turbines社(米国カリフォルニア州)が、システム全体の総合効率を重視して開発したガスタービンTaurus65を搭載したシステムで、同ガスタービンを採用したシステムとしては今回の受注が国内初号機となる。
受注したMSC65は、最大出力6,650KWでクラス最高の総合効率。同システムは、三井・ソーラーガスタービンコージェネレーションシリーズ(MSCシリーズ)のラインナップの最新機種で、全機種の中でも一番の総合効率を実現。同プロジェクトは、高効率システムの特長である環境性の高さおよびコストパフォーマンス、アフターサービス体制、ガスタービンコージェネレーション設備の受注実績等を顧客に評価され受注につながった。
三井E&Sマシナリーは、2018年4月からの三井造船のホールディングス化に伴い、機械部門に特化した事業会社として設立された。コージェネレーション設備事業は、新会社での発電事業の重要な柱と位置づけている。電力不足に伴い必要となる電源の確保、非常時における対応および環境問題への配慮等、顧客の要望に応えるべく、今後も積極的な受注販売活動を展開していく。