千代田化工、油・ガス田開発子会社のXodus社株式60%をSubsea7社へ譲渡、オフショア分野で協業拡大

 千代田化工建設は2月21日、連結子会社であるXodus Group Holding Limited(以下、Xodus 社)の株式60%を、SUBSEA 7 International Holdings(UK)Limited 社(以下、Subsea7 社)が保有することについてSubsea7 社との間で基本合意したと発表した。これに伴い、Xodus 社は千代田化工建設の連結子会社に該当しなくなり、持分法適用会社となる。

 千代田化工建設とSubsea7 社は昨年来オフショア・アップストリーム分野における協業を検討してきた。オフショア分野に豊富な工事実績を持つSubsea7 社の知見をXodus 社のコンサルティング協業に活かして、同社の業容拡大を図り、企業価値の向上を目指すため、このほど、Xodus 社の発行済株式の60%をSubsea7 社が保有するJoint Venture とすることで合意した。千代田化工建設は40%を継続保有する。

 Xodus 社は、引き続きIndependent Consultancy Company として既存顧客へのサービス提供を継続していく。オンショア業務に強みを持つ千代田化工建設に加えてオフショア分野大手のSubsea7 社を株主に迎える事で顧客へ提供可能なサービス分野を拡大し、更なる受注拡大に努めていく。

 Subsea7 社としては、Xodus 社に参画する事で、油田・ガス田の開発や洋上再生可能エネルギー分野にかかわる、初期段階からの顧客アプローチを一層強化することが可能となる。この初期段階からのアプローチを通じて、顧客により経済的なプランや新技術など総合的なソリューションの提供が可能となる。

 千代田化工建設としてはかねてより開発初期段階から顧客へアプローチする事が重要と考えXodus 社の株式を保有してきたが、今後もXodus 社を活用してアップストリーム~ダウンストリーム・オフショア~オンショア区別のないTotal Optimization を提案出来る体制を整えていく。また、両社によるXodus 社株式の共同保有を通じて、千代田化工建設とSubsea7 社の協業関係を更に強化していくとしている。

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