コマツは1月19日、最新技術を随所に織り込み、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準に適合した軌道陸上兼用油圧ショベル「PC78UUT-10」を1月から発売したと発表した。価格は、3,300万円(狭軌専用、工場裸渡し消費税抜き)で、国内販売目標は年間30台。
当該機は、小型油圧ショベル「PC78UU-10」をベースマシンとし、軌陸兼用ショベルとして進化させた新商品。「PC78UU-10」と同じく、特定特殊自動車排出ガス2014年基準の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載し、窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を大幅に低減している。
また、軌陸兼用ショベル専用装置として、駐車ブレーキのかけ忘れによる逸走を防ぐ車輪自動駐車ブレーキ機能や、車輪フレーム部分への大型工具箱の設置などの新機能を搭載し、より安全かつ効率的に作業を行うことができる。
最新のKOMTRAX(機械稼働管理システム)は、顧客の車両管理業務(車両位置・稼働状況・コンディションの把握など)を効率化するとともに、燃料経費削減を力強くサポート。さらに、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れたサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」が新車購入時から付帯され、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献する。