広西柳工、杭打機械の上海金泰工程机械を買収、親会社保有の株式を取得

 広西柳工機械有限公司(Guangxi Liugong Machinery Co., Ltd、本社広西柳州:以下、柳工)は12月12日、以前は広西柳工集団(LiuGong Group、本社:広西柳州)が保有していた上海金泰工程机械有限公司(Shanghai Jintai Engineering Machinery Co., Ltd. (Jintai))、本社:上海市嘉定区)の株式51%を546百万元(8,200万米ドル:約93億円)で取得したと発表した。なお、同案件は11月10日に深圳証券取引所で情報開示されている。

 柳工の親会社である柳工集団が、上海機械電気工業有限公司(Shanghai Mechanical and Electrical Industry Co., Ltd)と戦略的協力協定を締結した2011年5月まで遡る。柳工集団は、上海電気グループの子会社である上海電気国際経済貿易有限公司(Shanghai Electric International Economic & Trading Co., Ltd)から上海金泰の株式51%を取得していた。

 金泰は、基礎工事機械の大手企業の1つで、中国における地下油圧ダイヤフラムウォールグラブ(underground hydraulic diaphragm wall grabs)および回転掘削装置(rotary drilling rigs)の研究開発および販売を開始したパイオニア。製品は、鉄道、地下鉄、高速道路、橋、ダム、港湾の建設に広く使用されている。2016年度の売上高は568百万元(約97億円)、営業利益39百万元(約6.6億円)、純利益は36百万元(約6億円)。(産品中心

 同社はSGシリーズの地下油圧ダイヤフラムウォールグラブの国内販売で長年にわたり高く評価されており、二輪ミキシングドリル(SCシリーズ)と二重ホイールミリングマシン(SXシリーズ)の自社開発製品は、中国の産業格差を埋め尽くした。

 この買収により、柳工は杭打機械(piling machine)を製品ポートフォリオに追加することができる。また、柳工は杭打機械の研究開発、製造、販売およびサービスに参加し、顧客の製品使用経験を保証し、世界中の顧客のさまざまなニーズに対応する包括的な機器の提供をさらに強化する。

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