クボタ、ミャンマーのヤンゴン都市圏上水整備事業(フェーズ1)を約105億円で受注

■ティラワ経済特区および市内への送水施設整備工事の2工区受注

 ㈱クボタは12月12日、㈱クボタ工建(本社:大阪市浪速区、クボタ100%出資子会社)が、円借款によるヤンゴン都市圏上水整備事業(フェーズ1)において、ヤンゴン市からそれぞれ共同企業体として受注したと発表した。2工区合わせた受注額は約105億円。

 同事業は、日緬両国により整備が進められ、更なる拡張も予定されるティラワ経済特区(クボタが水処理施設および管路施設を整備)を含むヤンゴン都市圏に上水を供給する事業。送配水ポンプ施設や配水池の建設が中心となる1工区は、ポスコE&C社(韓国・仁川市)とクボタの共同企業体が受注し、送水管路を布設する2工区は、クボタ工建と丸紅プロテックス(東京都中央区)の共同企業体が受注した。各工事で使用するダクタイル鉄管やポンプは、クボタが製造・供給する。

 クボタは、ティラワ経済特区で水処理や管路施設を整備するなど、経済発展が進みインフラ需要が期待できるミャンマーにおいて、水環境インフラ事業の拡大に取り組んでいる。また、行政や民間技術者を対象に「ティラワ水環境技術マネジメント講座」を開講するなど、国内外で培った製品と技術を活かした人材育成や啓蒙活動にも取り組んでいる。今後も、クボタがこれまで培ってきた製品・技術・サービスを活かし、ミャンマーの水環境インフラ整備を通じて、持続可能な経済発展に寄与していく。

 ニュースリリース