クボタ、約100億円投じて米国に新物流拠点、北米物流網の再構築で継続的な事業拡大を推進

 ㈱クボタの米国販売子会社「クボタトラクターコーポレーション」(KTC)は10月24日、米国中央部のカンザス州に新物流拠点を設立すると発表した。今後、新物流拠点の設立を通じて、最適な物流網の再編を推進し、米国における継続的な事業拡大を推進する。

 現在、クボタは主力事業である小型農機市場に加えて、畑作用大型農機市場への新規参入、建機市場ではコンパクトトラックローダーやスキッドステアローダー等の製品ラインナップ強化により、米国での更なる事業拡大を推進している。

 このほど、畑作用大型トラクタ・建機市場の中心である中西部に近く、かつ米国全域への交通利便性が高い米国中央部カンザスに自社の中央倉庫を新設することにより、より最適且つ効率的な製品・部品供給体制の構築を目指す。加えて、中西部支店を合わせて新設することで当該地区での営業体制の整備も行い、トレーニングを含むディーラーサポート体制の強化により新規ディーラ開拓・育成を促進していく。

<新物流拠点の概要>

名称:NADC(North American Distribution Center)

所在地:現KTC/North American Distribution Center周辺(カンザスシティ近郊)

面積:〈敷地〉82.2万㎡、〈建屋〉18.6万㎡

総投資額:約100億円

 <KTCの概要>

会社名:クボタトラクターコーポレーション(Kubota Tractor Corporation )

設立:1972年9月28日

所在地:[本社]米国テキサス州グレイプバイン市 (ダラス市近郊、ダラス・フォートワース国際空港から北へ約10km)

代表:取締役社長 吉川正人

資本金:37百万USドル

事業内容:米国におけるトラクタ、汎用機械、小型建機、インプルメント、部品の販売

 ニュースリリース