日本鋳造は10月19日、中国の邯鄲市恒工冶金机機械有限公司との間で戦略的パートナーシップの関係を結んだと発表した。日本鋳造はこれまでも、生産能力補完のため鋳鉄水平連続鋳造材(商品名:マイティバー)を同社に一部製造を委託していた。今回、日本鋳造としては、同社への製造委託製品の日本市場での販売拡大に注力していくことにし、あわせて同社の中国市場でのさらなる発展を期するため同製品に関する技術支援を行うことにしたもの。
日本鋳造は、工作機械、一般産業機械、油圧空圧機器、電気機器、輸送用機器、紡織機、金型素材用部材として同製品の製造・販売を国内外で行っている。また、鋳鉄製の大型部材製作も行っており、内部欠陥のない、内部まで均質な材質により機械的性質・耐圧性に優れた製品の販売もしている。
邯鄲市恒工冶金机機械有限公司は鋳鉄水平連続鋳造による製造、機械加工、販売を行い、中国の鋳鉄水平連続鋳造の最大サプライヤーであり、鋳鉄製造業界のトップ企業。
戦略的パートナーシップを通じ、日本鋳造の技術力と同社の生産力および双方の営業基盤のそれぞれの強みを活かし、両社の世界的な事業の発展に努めていく。
<相手先の概要>
会社名:邯鄲市恒工冶金机機械有限公司
所在地:河北省邯鄲市成安県商城工業園区
創立:2012年
投資額:2億人民元
敷地面積:70,666㎡
年間生産量:10万トン
事業内容:油圧業界:ガイドスリーブ・ピストン・ポンプ・シリンダー・マニホールドブロック
コンプレッサー業界:スクリューブランク・ローター・ベーン・ポンプ
トランスミッション業界:ステーター・バーリー・モーター
その他:ギア・フィードローラー・金型・ブレーキディスク・回転シャフト・ロックチューブ他