日本精工、榛名工場3号棟 起工式を開催

 日本精工(NSK)は10月18日、榛名工場(群馬県高崎市)の3号棟の起工式を17日に開催したと発表した。

 近年、自動車用自動変速機の需要拡大と多段化の進展により、ニードル軸受の需要が拡大している。NSKでは、新設する3号棟で生産能力の増強を図り、需要増に対応するとともに、設計開発部門と生産技術部門を集約することで、開発期間短縮などの効率化や、自動車市場の変化や新たなニーズを捉えた新製品の開発を進めていく。

 NSKの内山俊弘社長は、関係者への感謝とともに「榛名工場は、今後のビジネス拡大に対応するスペースを確保すことが急務となっています。また、地球環境の保全、安全性・快適性の追求へ向けた、自動車の電動化・自動運転技術の進化に対して、ニードル軸受市場を取り巻く事業環境の変化への対応も喫緊の課題となっています。このため、3号棟では、生産工場としてだけではなく、次の成長に向けた技術開発エリアも合せ持つ構想としており、ニードル軸受事業をさらに前進させる大きな力になることを期待しています。」と述べた。

<榛名工場3号棟 概要>

拠点名:榛名工場 3号棟

所在地:群馬県高崎市中里見町941-2

生産品目:ニードル軸受

建築面積:約10,000㎡強

竣工:2018年秋(予定)

投資金額:約50億円

 ニュースリリース