三菱電機、約44億円投じてサーボモータ・アンプの月産48万台生産体制構築

■日本(名古屋)と中国でサーボシステムの需要拡大に対応

 三菱電機は10月19日、FA(ファクトリーオートメーション)機器生産を行う名古屋製作所および中国の三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司(江蘇省常熟市)に最新鋭の設備を導入し、サーボモータ・アンプの月産48万台(従来比約170%)体制を構築すると発表した設備投資額は約44億円で、2018年4月の稼働開始を予定している。

 FA機器市場は、2016年度上期以降、日本、韓国、中国を中心に有機EL・液晶・半導体・リチウムイオン電池・スマートフォン他の製造関連装置向けの需要が拡大しており、三菱電機では今後も高い水準で推移すると見込んでいる。

 名古屋製作所と中国の三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司は、2016年度以降、過去最高水準の生産を行っているが、今回、サーボシステムのさらなる需要拡大に対応するため、両拠点で駆動部であるサーボモータと制御部であるサーボアンプの中核部品などの組み立てラインを中心に最新鋭の設備を導入し、生産体制を増強する。

<設備投資の概要>

所在地:名古屋製作所:愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号

三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司:江蘇省常熟高新技術産業開発区東南大通3号

生産能力 2018年度 サーボモータ:月産約26万台、サーボアンプ:月産約22万台

稼働開始予定 2018年4月

投資金額 約44億円

主な設備投資ライン:巻線設備、機械加工設備、組み立て装置、試験装置他

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