中電工、シンガポールの電気工事会社を子会社化

 中電工は10月16日、日本政策投資銀行(DBJ)との共同出資により、シンガポールに設立した特別目的会社CHUDENKO ASIA PTE. LTD.を通じて、16 日付でシンガポールの電気工事会社RYB Engineering Pte. Ltd.(以下RYB 社)の発行済株式70%を取得し連結子会社にしたと発表した。

 中電工は今年4 月に、創立80 周年となる2024 年度に向けて「中電工グループ 中長期ビジョン」を策定、「中国地域だけでなく都市圏・海外でも存在感を発揮できるグループ」を目指している。

 RYB 社は、シンガポールにおいて技術的要求水準が高いデータセンター工事を中心に実績を上げている会社で、その技術力はシンガポール国内で高い評価を得ている。中電工は、2011 年以降マレーシアに現地法人を設立し海外事業に取り組んでいるが、新たにRYB 社が中電工グループに加わることで、同社の優秀な人材や優良顧客が獲得でき、東南アジアにおける事業拡大が可能になると考えている。

 なお、DBJ からは「特定投資業務」を活用した出資を受けており、その豊富な知見を今後の事業運営に活用していく。

<子会社となる会社の概要>

名称:RYB Engineering Pte. Ltd.

所在地:10 Admiralty Street #06-79, Northlink Building, Singapore757695

代表者:Andy Tan(Tan Kian Chye)

事業内容:電気工事業

資本金:150 万シンガポールドル(約1.2 億円)

設立年:1996 年

売上高:2016 年12 月期 5,000 万 シンガポールドル(約40 億円)

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