住友建機、新型タイヤローラ「HN220WHH-5」発売、年間20台見込む

 住友建機は10月11日、新型タイヤローラHN220WHH-5 (運転質量12,855㎏、締固め幅2,275mm)を発売すると発表した。特定特殊自動車排出ガス規制2014年基準への適合と、国土交通省の超低騒音型建設機械基準値をクリアするとともに大幅な燃費低減を実現した。また、車体後方の障害物を検知する「後方ガードセンサ」や、駐車ブレーキのかけ忘れを防止する「電気スイッチ式駐車ブレーキ」などを標準装備し、現場の安全性向上に貢献する。

 価格(税別)は、1,343万円で年間20台の販売を見込んでいる。

■製品の主な特長

<環境性能>

1.特定特殊自動車排出ガス規制2014年基準に適合。

2.国土交通省 超低騒音型建設機械基準値をクリア。従来機に比べ、周囲騒音値および耳元 騒音値を3dB低減。

3.新型エンジンの採用と油圧制御の見直しで、従来機より約7.6%の燃費低減を達成。

4.『オートアイドリングストップ機能』を新たに標準装備。任意に設定した時間でエンジン が停止し、無駄な燃料消費を抑制。

<作業性能>

1.『アクティブモータコントロール』の新採用により、走行負荷から作業状況を瞬時に判断し、HST(ハイドロスタティックトランスミッション)ポンプやモータを最も効率のよい状態に自動制御。作業性が向上する。

2.運転席から残量を確認できる散水タンク水量計を搭載。耐久性も高めた。

3.タイヤ1回転分の液剤を噴射制御できる『液剤噴霧制御機能』により、液剤のまき過ぎを防止し、転圧品質、転圧作業性を向上。

4.『散水量制御機能』により、車速に応じた散水量で転圧作業性を向上。

<安全性能>

1.『後方ガードセンサ』により、機械周辺の作業員の安全性を確保。現場の安全性を向上。

2.『ヒューマンステップ』により、乗降時の安全性、運転席左側の視認性を確保。

3.『電気スイッチ式駐車ブレーキ』を新採用。駐車ブレーキのかけ忘れによるトラブルを回避。

4.『ハザードランプ』により、停車時や作業時の周囲安全性を向上。

<メンテナンス性能>

1.尿素SCRシステムレス&マフラフィルタ(PM除去フィルタ)レス方式の新型エンジンを新採用。

定期的な尿素補充、マフラフィルタの清掃や交換の手間がなくなり、その費用も削減。

2.燃料フィルタ、HSTチャージフィルタ、ウォータセパレータ、タイヤ散水フィルタを乗降ステップ付近に集中配置。

3.バッテリは地上からの点検や交換が容易な位置に配置。

 ニュースリリース