■2023年までに世界5位、売上高7兆ウォン目指す
韓国の建設機械メーカー、現代建設機械(Hyundai Construction Equipment:HCE)は10月10日、ベルギーのTessenderloに新しいヨーロッパ本社が完成、6日に完成記念式典を開いたと発表した。完成記念式典には、HCEのKi-young Kong社長兼CEOをはじめ約300名が出席した。
HCEは、油圧ショベルの販売台数が新興市場で伸び、国内市場で2位を確保するなど前年同期比で30%増加した。この好調な業績を背景に、新たな欧州本社の完成に伴い欧州市場でのプレゼンスを強化する方針。HCEの第1四半期の売上高は、892億ウォン、第2四半期の売上高は979億ウォンであったことから、HCEの年間売上高は前年比10%増の約3,800億ウォン(約3,800憶円)の見込み。(1ウォンは約0.1円)
また、マクロ経済要因も好都合である。欧州中央銀行(ECB)は最近、ユーロ圏のGDP成長率を1.9%から2017年から2.2%に上方修正し、2018年と2019年の成長率をそれぞれ1.8%と1.7%に維持した。このような状況のなか、HCEは、ディーラーや顧客のための様々なトレーニングプログラムや地元の青少年サッカーチームのサポートなど、地域市場でブランド認知度を高める努力を加速する予定。
新本部は、巨大な部品物流センター、オフィスビル、デモンストレーションエリア、トレーニング施設で構成されている。また、従来の本社に比べ2倍の部品供給能力を備えているため、潤滑油を含む部品の売上増加が見込まれる。
セレモニーでKi-young Kong社長は、「欧州市場における当社のプレゼンスを強化するための触媒として、新しい欧州本部が完成したと見ており、世界の年間売上高で2023年までに7兆ウォン(約7,000億円)、世界トップ5にランクインするよう全力を尽くす。」と述べた。
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